歯周病からの回復率92.2% 歯周病治療

PDT療法（光線力学療法）

低温のレーザーでメチレンブルーを主成分としたバイオジェルを照射すると化学反応を起こします。これによって染色液の周りにある酸素分子が、細菌の細胞壁に対して毒性のある遊離基へと変換され、歯周病の原因であるグラム陰性菌を破壊していきます。

また、薬品を用いないため、副作用の心配がありません。治療時間も歯一本に対して約60秒という短時間での治療が可能です。

PDT療法による抗生物質のリスク回避

従来の歯周病治療には抗生物質を使用した治療方法は多くあります。しかし、抗生物質を使用した治療方法は繰り返すうちに抗体ができてしまい、徐々に有効性が減少してしまいます。しかし、PDT治療は抗生物質を用いないため、何度でも高い効果を持続して治療を行うことができます。また、抗生物質を使用すると服薬している方の治療が難しい場合がありましたが、PDT治療であれば治療が可能となります。

歯の支持構造を復元し、機能性・審美性を回復

歯周病の症状として歯の支持構造を破壊するという症状があります。支持構造の一つである歯槽骨が破壊されることで、歯茎が下がってきてしまいます。従来の歯周病治療では歯周病が完治したとしても、歯茎が下がってしまっているため、歯が長く見えたままとなってしまっていました。

当院では、患者様の症状に合わせて、機能性のみではなく審美性の回復もあわせてご提案いたします。

GTR法

歯周ポケットが発生すると自然治癒力によって隙間を埋めようとします。しかし、歯槽骨などの支持組織よりも、歯肉の回復が早いため、支持組織の再生を上皮組織が邪魔してしまいます。GTR法はメンブレンと呼ばれる素材を設置することで歯周組織の再生速度を均一にすることができ、審美性を取り戻すことが可能です。

GEM 21S

GEM21Sは、歯周病によって失われた骨を再生させる再生療法です。細胞の成長因子を利用した再生医療の原理を用いた治療です。GEM21SではPRPなどに含まれている成長因子が約1000倍の濃度で入っており、歯周病によって失われた歯周組織に大きな効果を発揮する再生療法です。

エムドゲイン

子供のころに歯が生えてくるときに重要な働きをするたん白質を利用し、幼少期の歯の発生過程と似た環境を再現します。歯が初めて生えたような環境で歯の再生を行うことで、強固な付着機能を持つ歯周組織の再生を行います。

健康的な口腔環境の維持

治療後は患者様のスケジュールに合わせてメンテナンスへと移行していきます。

歯周病は容易に再発します。治療終了後3ヶ月ほど経過すると一度細菌が30%ほど口腔内に戻ってきてしまいます。

また、毎日こまめに歯磨きをしても、お口の中を無菌状態にするのは不可能です。そのリスクを回避するために、定期的にメンテナンスを行い、歯の健康を維持していくことが非常に大切です。